
ハワイ大会出場権を得た、
中央林間のフラダンス教室・ハーラウカラアケアオケアオラニ
この素晴らしい結果までの道のりの
様々な「物語」を
お教室からレポート頂きました。
現代フラ優勝・ソリスト2位までの道のりは
ここから始まったそうです。
まずは
■「曲を知る」ことから。
曲を習うときには、
必ずその意味や背景を学びます。
今回も、先生と一緒に歌詞を見ながら意味を理解し、
それぞれが絵を描き、発表しあって、イメージを共有。
そこから気持ちをこめた踊りの練習が始まります。
通常のレッスンに加え、休日にもレッスン。
長時間にわたることもありました。
踊り込むだけではなく、ハワイの素材でお揃いのバングルを作ったり、気持ちを清めるために江ノ島神社を参拝したりと、多くの時間を共に過ごしました。
・グループ カヒコ(古典フラ):「Aia Ka La`i i Ka`uiki」(アイア カライ イ カウイキ)
のっているカヌーが、ハワイ島・マウイ島・オアフ島・カウアイ島へと進路を進める様子を歌った古典フラ。海上に進む跡を残しながら、そこから見える様々な風景、太陽が昇る様子、霧に囲まれた山、静かな砂浜…。Leleという人に捧げられた歌です。
・グループ アウアナ(現代フラ):「Home Kapaka」(ホメ カパカ)
オアフ島の北東にある海辺の町、Kapaka(カパカ)について歌った曲。
カパカにある家は、いつも家族や友人たちを温かく迎え入れてくれることがうたわれています。また、その家の周りにある、風にのって海草の香りが漂ってくる穏やかな海、大好きな滝などの風景も表現しています。
きっと、作者の両親が友人たちをあたたかく迎えてくれる、そんな家を愛して誇りに思っていたのでしょう。
・ソロ アウアナ(現代フラ):「Pua A`ali`i」(プア アアリィ)
この曲はハワイ島のキラウエア火山周辺のことを表現しています。アアリイというのは暖かい地域に育つ花。ハワイではこの花からレイが作られます。この花を愛する美しい人になぞらえて表現している曲です。
■カイカマヒネを卒業したお姉さんたちが、
レッスンを見守る。 そして、喝!
カイカマヒネとして大会に参加してきた中高生が、レッスンをサポート。
今回の大会のダンサーではないけれど、気持ちは一緒に踊っています。
大会経験者として「先輩」の視線で喝を入れることもあり、
本当の姉妹のようにフォローすることもあり…。
素敵な関係です。
こうした存在があるからこそ
ダンサーをはじめ、お教室全体が、一歩一歩確実に歩みを進めることができるのです。
■ソロ部門出場の麻矢、スランプに。
ソロ初チャレンジの平野麻矢。
歴代のSoloistはさまざまな大会で入賞をしてきていることもあり、プレッシャーを感じていた様子。
毎日自宅でも踊り込んでいましたが、踊れば踊るほどスランプに…。
「いつもはできるのに、できない」「言われたことができない」
何度も涙を流しました。
大会2週間前の合同レッスンでも、涙・涙・涙。
今までソロを経験してきたメンバーが、どんな気持ちで練習してきたか、本番をどう踊ったか、様々なアドバイスをしました。
それぞれが当時のことを思い出し、涙するメンバーも。
涙がこぼれるくらい、みんな一生懸命なことが伝わってきました。
■大会は、お母さんにとっても「大会」。
衣装はすべてお母さんたちの手作り。
子供たちがレッスンをしている片隅で、定規片手に布地を囲んで衣装製作を進めます。
針と糸、ミシンと向き合う毎日。
縫ってはほどき縫ってはほどき…
ダンサーの体にフィットし、踊りに花を添えられるよう、微調整を重ねます。
お母さんたちにとっても、「大会」になるわけです。
こうした家族のサポートを感じて、
ダンサーたちも感謝の心を持って踊りに専念しています。
■大会1週間前、ダンサー数名
インフルエンザ発症!そんな中で壮行会開催。
このシーズン、世の中で流行するのはインフルエンザ。
大会に向けて体調管理にも気を使っていましたが、数名がインフルエンザに。
これ以上の拡大を防ぐためにも、全員マスク着用の中で、恒例の壮行会を開催。
お教室のメンバーが応援に駆けつけてくれました。
年齢差やフラ歴、大会経験の有無などなど
垣根を越えて、気持ちを一つにレッスンに励んだ日々・・・
いよいよ、大会本番を迎えます。
続く